メニュー

看板のデザインの基本原則: 引き立てるアート - 株式会社シェイプ

〒577-0801 東大阪市小阪3丁目2-29 KIDO八戸ノ里駅前ビル5F

スタッフブログBLOG

看板のデザインの基本原則: 引き立てるアート

カテゴリ: 仕事のこと 公開日:2023年09月06日(水)

暑さがおさまる頃となりましたが、まだまだ日中はジリジリと日差しの強さを感じます。

 

さて、今回は看板のデザインについてです。

看板はビジネスやブランドのイメージを形作る重要な要素です。

効果的なデザインは、顧客の注意を引き付け、メッセージを伝えるのに不可欠です。

この記事では、看板のデザインにおける基本原則について詳しく説明します。

 

1. シンプルさが大切

  • ●シンプルなデザインは視覚的に分かりやすく、効果的に伝えやすい。
    ●不要な情報や装飾を減らし、メッセージを明確に伝える。

 

人の目は一箇所に長く留まることは難しく、ちらちらといろんなところを見ています。

一箇所に滞留する時間は大体0.3秒前後。

0.3秒で読むことが出来る文字数は、日本語で15文字程度。

あれこれと伝えたいことがあっても我慢してシンプルにすることが肝要です。

 

2. 視認性を考える

●フォントの大きさ、色、スタイルを選び、読みやすさを確保する。
● 遠くからでも情報が読み取れるようにデザインする。

 

判読できる文字の大きさは、交通標識の基準を目安にすれば、走行速度40kmの道路で80mで20cm程度です。

近距離で見る文字は60cmで4mm、1.5mくらいの距離から見る文字は1cmが最低の大きさです。

しかし実際に使ってみるとその1.5倍~2倍程度が安心にして読めると言われています。

 

IMG 2743

 

また、背景の色彩と文字の関係では、コントラストが大きい方が読みやすいです。

 

3. カラーコーディネーション

● カラーは感情や印象を伝える重要な要素。
●ブランドカラーを使用し、統一感を保つ。

 

色は記号以上の意味を持っており、

「暖かい」「冷たい」という温度感覚的な印象や感情の問題とも関連しています。

一般に波長の長い赤、橙、黄などは暖かく、青を中心とした短波長の色は冷たく感じます。

前者のような色を暖色、後者のような色を寒色と呼び、中間の緑、紫を中性色といいます。

 

IMG 2744

 

4. ロゴとアイコンの効果的な配置

●ロゴやアイコンはブランドを識別しやすくする。
●位置やサイズを検討し、バランスを取る。

 

ロゴやアイコンといったグラフィック・シンボルは、

20~30cmの大きさですと5~10mの距離で読み取れると言われています。

サインを見る人の状況、サインの内容、サインの置かれている環境等、様々な条件の相関関係を考慮することが重要です。

 

IMG 2747

 

5. ターゲットオーディエンスを考慮

●看板のデザインはターゲットオーディエンスに合わせる。
●年齢、興味、嗜好に応じてデザイン要素を調整する。

 

広告物は相手があって成り立つもので、受け手を考えた表現が必要です。

 

例えば高齢者への配慮としては、

「文字を大きくする」「コントラストを明瞭にする」「表現を簡潔にする」「表示位置を低くする」

といったように高齢者ならではの不便を出来るだけ緩和するような配慮が必要です。

 

6. メッセージの明確化

●見出しやキャッチフレーズを使用し、メッセージを明確に伝える。
●何を提供するのか、どんな価値を提供するのかを強調する。

 

あれもこれも伝えたい、というクライアントの気持ちはよく分かりますが、

利用者や受け手にとって分かりやすいようにしようという気持ちが大切です。

 

一番はじめに伝えたいことは何か、

次に伝えたいことは何か、

そしてもし可能であれば伝えたいことは何か、

その3分類をして情報を段階的に整理します。

 

これらの区別がなく混在すれば、看板の機能は落ちてしまいます。

 

まとめ

看板のデザインはビジネス成功に不可欠な要素です。

シンプルで視認性の高いデザイン、

適切なカラーコーディネーション、

ターゲットオーディエンスへの合わせ方、

明確なメッセージ伝達など、

基本原則を守りつつ、ブランドの個性を表現することが重要です。

 

効果的な看板デザインは、ビジネスの成功に寄与するでしょう。

 

シェイプではデザインからご相談に応じて適切なご提案をさせていただきます。

一度お気軽にお問い合わせください。

 

夏の疲れが秋にでると申します。

健康には十分にご留意なさってくださいね。