建築の豆知識 ~ 工事の流れのその用語 Part 2 ~
日盛りは、はや本格的な夏を思わせるようになりました。
今回も『建築の豆知識』
前回の続きで「工事の流れとその用語」です。
前回のおさらいですが、
工事の流れとしては、計画段階から完成までいくつかのステップに分かれています。
まず、工事の目的や予算、期間などを詳細に決める計画段階があります。
ここで設計図が作成され、必要な許可や認可を取得します。
次に、実際の工事が始まる前に、現地調査や測量が行われ、工事に必要な資材や機材が準備されます。
工事が始まるとまず基礎工事が行われます。
これは建物や構造物の土台を作る作業で、地盤改良やコンクリートの打設が含まれます。
その後、建物の骨組みとなる躯体工事が行われ、鉄骨やコンクリートが使用されます。
躯体が完成すると、今回の『建築の豆知識』にあるように、
内装工事や設備工事に進みます。
この段階では、壁や床、天井の仕上げ、設備の設置などが行われます。
最後に、検査と引渡のステップがあります。
工事が完了した後、品質や安全性を確認するための検査が行われます。
(上記の『建築の豆知識』の下部にあります。)
全ての検査に合格すると、施主様に引き渡され、工事は完了となります。
これらの一連の流れを通じて、計画通り建物や構造物が完成します。
そして人気の「My Trip」のコーナーです♪
今回は香港☆
香港は、中国南部に位置する特別行政区で、主要な金融と貿易の中心地です。
独自の法律と経済システムを持ち、
写真⑤のようなビクトリア・ハーバーや高層ビル群が象徴的です。
また、歴史的にイギリスの影響を受けた文化も特徴的ですね。
写真①②の足場が「竹」の件…
気になったので調べてみました。
香港ではほとんど地震がないから竹でも大丈夫なんだそうです。
(大きな地震がないという意味でしょうか…)
そしてなぜ鉄ではなく竹を使うかというと、第一に安いから。
同じ長さの竹と鉄パイプでは値段が5倍以上違うそうです。
香港では中国から竹を輸入しており、長くて質の良い竹材を安価に輸入できるとのこと。
第二に、竹は軽いので運搬・組立・解体が楽。
第三に、高温多湿な香港では鉄が錆びやすい。
竹は湿気に強いどころか、湿気を帯びることで締まり丈夫になるそうです。
香港では竹の足場(竹柵 ジョンパン)組立職人の専門学校があるらしく、
一般の建築作業員より賃金が高く、人気の職だそうです。
それでは、過ごしやすい時期ですが、なにとぞご無理なさいませんように。