看板の健康診断
あなたの会社の屋外広告物の安全は大丈夫?
あなたの会社の屋外広告物の安全は大丈夫?
2015 年2 月「かに本家札幌駅前本店ビル」の看板が落下し女性の頭に直撃、意識不明の重体になりました。
この事件はその後、同店の副店長に業務上過失致死罪が求刑されました。
この事は現状目視の点検ではわからない看板のリスクもさることながら、2時間前に看板部材の落下があると通行人による通報が副店長宛にあったのにも関らず、何らの「リスクマネジメント」もとられなかった事が重要視されたということになります。
点検の流れと種類
1.日常点検
看板の損傷の原因となる腐食、大きな変形および異常を発見することを目的に、通常巡回を行う際に実施する点検。
2.初期点検
看板設置後または看板の仕様変更等が行われた場合の比較的早い時期に発生しやすい損傷・異常を早期に発見するために行う点検
3.定期点検
看板構造全体の損傷を発見しその程度を把握するとともに、次回の定期点検までに必要な措置などの判断を行う上で必要な情報を得るため、一定期間ごとに行う点検。
4.異常時点検
災害の事前または事後に行う点検。
5.特定の点検計画に基づく点検
特殊な条件を有するなど、特に注意を要する看板、または10年を経過した看板に対して、個々に作成する点検計画に基づいて行う点検。